日々のモノゴト

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「やりながら考える人」と「考えてからやる人」

最近、世の中には「やりながら考える人」と「考えてからやる人」がいると気づきました。そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、ぼくはつい最近まで気付きませんでした。

例えば何かを始めるとき、「失敗してもいいからとにかくやりながら考えましょう」と考える人もいれば「ちゃんと考え切って失敗確率を下げてからやりましょう」と考える人もいます。ぼくは後者寄りに考えることが多いです。

なので同じような場面のとき、昔は「なんで失敗する確率を下げないんだろう?」と思っていました。そのとき相手は「やって学べることの方が大きいのになんで動かないんだろう」と思っていたかもしれません。

こうした違いに自覚的になったのは、FFSという心理テストのようなものを知ってからです。FFSでは、人の「思考や行動のくせ」を5つの要素であらわします。ぼくの説明よりも、こちらの動画をみると分かりやすいです。

コルクラボではメンバーの特性の参考にするために全員がFFSを受けるのですが、ぼくは「受容性」と「保全性」が高いひとでした。盲目的に信じるものではないですが、自分や他人の性格を考えるうえでの補助線になると思っています。

さきほどした「失敗」に関する価値観についても、FFSの文脈で考えると「思考行動のくせ」が違うことが、会話の齟齬を生んでいると考えられます。こちらも面白い動画があるので紹介します。

冒頭でも書いたように「やりながら考える人」と「考えてからやる人」には、善も悪もありません。それぞれに思考行動のくせがあるだけです。こうした他人との違いに自覚的になると、他人とのコミュニケーションがより円滑になるのではないか、という話でした。